生涯を共に過ごす伴侶となる人と、愛を誓って互いに左手薬指にはめるものが結婚指輪です。生涯つけるものなので、選ぶ時はエンゲージよりも慎重に、若い現在から歳を重ねた将来につけてもオシャレであるようなデザインを求め、雑誌を見てイメージを固め、実際に色々なお店を回り手にとって確認し、本当に気に入ったものを購入しました。毎日つけるものであるため、私はエンゲージよりも結婚指輪にこそお金をかけました。たまにしかつけないエンゲージよりも、結婚指輪に妥協せずお金をかけて大変良かったと思っています。三十年前、結婚指輪を交わし、永久の愛を誓いました。もちろん今も結婚生活は続いていますよ。ただ結婚指輪となると話は別物。妻も私も結婚当時より20キロは太りました。伸び縮み自在のフリーサイズ結婚指輪はないのでしょうか。指に入らなくなりタンスの奥にしまわれたのはいつからか、数度の引越で行方不明に。お互い姿かたちは変われど、変わらぬ愛の証、結婚指輪を再び購入しようかと、妻と相談するも、いまさら無駄使い。それより旅行ということになりました。心のエンゲージュリングだけは無くなりません。
私達の結婚指輪は永遠を意味する、メビウスリング。結婚するにあたって、永遠の愛を誓ったからです。そして、イニシャルなどを内側に刻印する人は多いのですが、私達の結婚指輪には外側にイニシャルを刻んでもらいました。そして間にはサファイアが埋め込まれています。一生に一度の買い物。そして世界にひとつだけの結婚指輪にしたくてこだわった私達の作品です。もちろん、結婚して10年経った今でも肌身離さず身に着けています。昔の人は男女問わず、結婚指輪をしている人は少ないかもしれない。私の両親もはめていない。両親の結婚30周年のとき、母が恥ずかしそうに指輪を見せてくれた。見たこともない指輪だった。新しく買ったのかと聞くと、その答えに私は、なんだかほほえましく思った。父から貰った最初で最後の結婚指輪をずっと大切にしたいから、父の結婚指輪と母の結婚指輪を溶かし、一つの指輪にしたと言う。これからは、この一つになった結婚指輪がお母さんの宝物だと、笑顔をみせてくれた。