結婚指輪の嫉妬

かつて給料の三ヶ月分、というフレーズとついてまわった結婚指輪について私は恋い焦がれているのだが、それを手に入れられない理由が二つある。まず、給料がない。これは私がまだ学生だからだ。アルバイトを三ヶ月しても、せいぜい普通に働く一月分くらいの給料しかないであろう。そして、最大の理由は、私が結婚指輪をあげるべき相手がいないことである。私が結婚指輪に憧れているのは、指輪自体、というよりはそれを与えるべき相手が生まれるという状況へのあこがれなのだと思う。結婚指輪は私たち夫婦では前年に購入したペアリングが代りになっている。なので、普通の結婚指輪よりはお値打ちだと思う。だが、必需品ではないし、何より金属アレルギーの人だと指輪はしにくい。何より私の夫は金属アレルギーだから、長時間できない。二人でどこかそろって顔を出さねばならない時に、シルバーチェーンにひっかけてぶら下げ、ネックレスのようにしていくのがパターンになっている。それを思うと、結婚指輪に求めるものはシンプルで、指を含めた手にさらっとなじむ、ついては体になじむものが求められるのかなと思う。

結婚したのに、結婚指輪がなかった。
周りの友達は、左手の薬指に結婚指輪を光らせていた。
何故だろう。これは女の嫉妬なのだろうか。
性格が悪いのだろうかと、悩んだ時期もあった。
時期もあったと言うか、これからも悩むだろうと予測する。
人間なのだから、嫉妬もあれば欲もある。
恐らく普通の感情なのだろうが、大切な友達に芽生えるこの感情は、
何だか自分で嫌な気持ちになった。
特に高い指輪が欲しいわけではない。
しかし、左手の薬指にはめる指輪は特別な意味を持つのだろう。最近気になるのだが、既婚女性が結婚指輪をしていない事が多いように思う。事実周りの既婚女性で結婚指輪をしていない人は多い。人それぞれ理由があるのだろうが、結婚指輪で判断できることもあるので、戸惑うこともある。機会があれば、スーパーで小さな子供を連れた女性を観察してみてください。結婚指輪をしていない女性を多く見ることができる。特に若いママで、結婚指輪をしていない人は半数ぐらいいるのではないだろうかと思う。